ディベルティメントK.136-モーツァルト-
「ディベルティメント」は日本語で「嬉遊曲」と呼ばれ、「楽しい」「気晴らし」などの意味がある。
屋外演奏用の曲をセレナードとするのに対して、室内演奏用の曲をディベルティメントとすることもある。
今回演奏するこのK.136は昨年の定期演奏会で演奏したK.138、そしてK.137とを合わせて「3つのディベルティメント」や「ザルツブルグシンフォニー」(この呼称はモーツアルトが故郷ザルツブルグでこれらの曲を作曲したことによる)と呼ばれている。
その中でもこの曲は特に有名であり、聴いたことのある方も多いのではないだろうか。

この曲は急-緩-急、4/4拍子-3/4拍子-2/4拍子の3楽章構成であり、調性もニ長調-ト長調-ニ長調と、第2楽章を下属調とした、モーツアルトに典型的な楽章配置になっている。
また、各楽章はソナタ形式をとっている。

第1楽章 Allegro ニ長調 四分の四拍子

冒頭で1stヴァイオリンが下の三声の上に乗るようにA音を奏で、そこから始まる主和音の分散下降の第一主題を提示する。

やがて2ndヴァイオリンによって第二主題が奏でられる。

展開部では1stヴァイオリンが第一主題を短調として引き上げ、続く部分では2ndヴァイオリンの繊細な十六分音符の上で表情豊かに歌い上げる。

第2楽章 Andante ト長調 四分の三拍子

第2楽章は譜例の親しみのある優雅なメロディーから始まる。

しばらく経過部があり、2つの副主題に受け継がれる。
その後、短い展開部を迎え、再現部となる。
曲の最後はゆっくりとため息を付くように終わり、第3楽章の始まりを暗示するものとなっている。

第3楽章 Presto ニ長調 四分の二拍子

冒頭、第一主題が総奏で提示され、その後すぐに1stヴァイオリンによる第二主題が続く。


展開部では各パートが追いかけ合うように演奏し、対旋律的に扱われている。
やがて、ロンド風に主題が再現される。

楽器編成

ヴァイオリン2部、ヴィオラ、バス


参考文献

Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/)
MOZART 3DIVERTIMENTI (日本楽譜出版社 ISBN978-4-86060-014-2)

2013/3/9